骨粗鬆症の予防治療

6月に入り紫陽花が美しい季節になりました。もろおか整形外科の諸岡です。今回
は前回の続き骨粗鬆症の予防治療についてです。日本は超高齢化社会に入り骨粗鬆症
の方が増えてきています。 大切なのは早期からそれに気付き予防を開始することで
す。予防治療には食事療法、 運動療法、薬物療法の3つがあります。もっとも大切
でだれもが今すぐ始められるのが食事療法です。 人の肉体(骨、筋肉、臓器)は摂
取する食事から作られるので自然で良質な食事をバランスよく適切な量を取ることが
大切です。骨に必要な栄養素に関して言うとまずカルシウム(骨の増加)ビタミン
D(カルシウム吸収の補助)ビタミンK(良質な 骨に必要なたんぱく質を作る)マグネ
シウム(カルシウムと骨との結合補助)ビタミンC(骨の基礎たんぱく質の合成補
助)ビタミンB,葉酸(骨の基礎たんぱく質の強化)イメージ的には和食の朝食でほう
れん草の胡麻和え(マグネシウム、カルシウム)焼き魚やしらすに大根おろし(カル
シウム、ビタミンD)納豆(ビタミンK)豆腐 の味噌汁(たんぱく質)などです。食
の欧米化が進んでいますが日本食の方が日本人にとって健康的に摂取できるようで
す。中年の方は過剰摂取には要注意、適量が大切です。ご高齢の方は栄養不足になら
ないように注意しましょう。 次の運動療法は次回にしましょう。

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