インフルエンザ

いよいよ師走に入り寒さが一段と厳しくなってまいりました。皆さま如何お過ごしですか。もろおか整形外科の諸岡です。
今月はインフルエンザについてお話しましょう。
最近のインフルエンザは夏、冬問わず流行する傾向にありますが乾燥する冬場は特に咳からの飛沫が多くなるので注意が必要です。
毎年のことですが人が集まる場所はなるべく避けて、外出する場合は必ずマスクを用意し着用することが大切です。室内では水分を摂り加湿器などで保湿を心掛けて下さい。
また手洗いうがいも励行しましょう。
インフルエンザワクチンは今年は数が十分ありますので近医にて接種されると良いと思います。
妊娠中の方や乳幼児、アレルギー体質のお子さんはワクチン成分に対するアレルギー等の問題もありますので各専門医に相談の上受けられると良いと思います。
大田区教育委員会では「インフルエンザに感染した場合は発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで出席停止」としておりますのでお子さんが
高熱を出したら早めの診断治療が早期復帰につながる思います。
今年も大変お世話になり有難うございました。お身体に気を付けてどうぞ良い年末をお過ごし下さい。

ジェネリック医薬品

さわやかな秋晴れが心地良い季節になりました。いかがお過ごしですか。今回はジェネリック医薬品についてお話ししましょう。
ジェネリックとは一般名(薬の成分名)と言う意味で後発品と呼ばれてます。
薬は開発され数十年たつと特許が切れます。特許も数種類あり、材料の特許、製造法の特許、薬の形の特許などあります。切れた薬は他のどの製薬会社でも製造、販売できるようになります。
現在出回る後発品とは材料の特許のみが切れた医薬品も多いようです。薬の材料となる有効成分は同じですが、製造工程、添加物、剤形などは微妙に違います。先発品の長所は開発した会社が責任を持って製造販売します。
後発品の長所は値段が安いにつきます。短所は同じジェネリック薬品と言っても多くの製薬会社(後発品)によって同じものではなく微妙に品質など違うということです。
現在医療機関からの処方箋の一部は、薬の成分名で出されることがありますので薬局にて個人が選ぶことが可能です。
長期に使用する薬、一時的に使用する薬、自分の身体に合う薬合わない薬、色々ありますのでご自身の身体の容態に合わせ選ばれることが大切だと考えます。細かな情報はインターネットでよく調べてみて下さい。
もろおか整形外科 院長 諸岡学

こむら返り

夏本番、毎日暑い日が続いています。如何お過しですか。もろおか整形外科の諸岡です。
今回はこむら返りについてお話しましょう。 こむら返りは寝ている時足をのばしたり、水泳など運動時に足が疲労した際におこります。
一度なるとくせになり簡単にこむら返りがおこるようになります。
原因として考えられているものは 1、血中の水分不足、電解質(マグネシウム、カルシウム)のバランスの乱れ。多量の発汗、下痢など。2、末梢神経の過興奮、過負担。長時間の座位、立ち仕事、急な運動による疲労。3、下腿静脈の血行不良。4、ビタミンB1の不足 があります。 予防は入浴時血行を良くするマッサージ、その後のストレッチ。水分、電解質、塩分の補給等有効とですが、甲状腺機能低下症、腎不全、糖尿病、神経症状をともなう腰
椎症など関係していることもありますので経過の長い方は各専門医で相談してみると良いでしょう。

熱中症と牛乳

あじさいの美しい季節となりました。いかがお過ごしですか。もろおか整形外科の諸岡です。
先日、ある医学会からこのような発表がありました。夏前熱中症にかからない体質を
つくるため5、6月からややきつめで少し汗ばむ程度の運動を30分間、お年寄りや 体力に自信が無い方は、速歩とゆっくりした歩きを3分間隔で繰り返す<インターバ ル速歩>を行い、その直後牛乳、乳製品などタンパク質をとることを、1か月間週4 回続けると血液量が増え汗をかきやすい体質になり暑さに強い体をつくることが出来るというものでした。牛乳、すなわちタンパク質を摂取すると水分を集める作用があるアルブミンが合成され血流量を増やし熱を逃がしやすくしてくれます。早歩き30分に牛乳300ml(運動後30分以内に飲む)。熱中症は突然発症します。今年の夏も水分補給と帽子の着用 も忘れずに、暑さを乗り切りましょう。